おはようございます。ヴィスタリアです。
定期購読している宝塚GRAPHの2021年2月号を読みました。
2021年の新コーナーが始まり、しかも読み応えのあるコーナーが多くて充実の誌面でした。
例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしてきます。
目次
Cover Special瀬戸かずや・華優希
表紙はあきはな(←いま初めて使いました)です。
【BOOK】
1月20日(水)は、宝塚グラフ2月号(2021年)の発売日です!
今月の表紙を飾るのは、【花組】瀬戸かずや・華優希です。
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— キャトルレーヴオンライン (@tcaonlineshop) January 19, 2021
表紙も素敵ですがページをめくるとぎゅっと手をつなぎ合う黒✕白のあきはな(瀬戸かずや・華優希)がいます。
このぎゅっ具合がツボです。
そしてあきらさんのまくりあげたシャツの袖口も。
男役さんが手首より先を見せることってなかなかないですからね。
ポートのおしゃれ具合に見惚れつつ拝みました。
さらにページをめくると見開きの、まるで踊るような、音楽が聞こえるようなモノクロのショットがとても素敵です。
しかも表紙撮影ルポでははなちゃんが衝撃的な発言をしています。
瀬戸さんのスーツ、本当に素敵でした!
世界一スーツが似合われる方だなと。
たしかにあきらさんのスーツの着こなしは極上のかっこよさですが、
これを読んだられいちゃん(柚香光)が嫉妬しないかな?
だってポスターもこの寄り添い具合ですよ。
このポスターもだけれど本誌の表紙撮影ルポもれいちゃんが読んだら嫉妬してすっごい三角関係になりそう。https://t.co/pR4EDgL9jd
— ヴィスタリア@聞いてちょうだいこんなヅカバナ (@zukabana_vis) January 20, 2021
ちなみにあきらさんの返答もまた最高に男役です。
自分自身でもなぜだがよくわからないけど、スーツを着るとすごく安心するんだよね。
これぞ男役という方の言葉だなあと味わっています。スーツもシャツ✕サスペンダーも素敵なあきらさんです。
はなちゃんは後ろからめくるとドキッとするような強い表情を見せてくれていて
このショットも印象的でした。
N-Learning 望海風斗
2021年の新コーナその1です。
のぞ様のポートが大変な美しさで、しかも非常に読み応えがあり初めて知ることばかりでした。
ポートは特にp.17の手の雄弁さと美しさ、伏した目元の芸術的なアイシャドウの美しさにうっとりです。
Nはなにかしら?と思ったら次月号がS-Learning 真風涼帆なのでのぞ様のNなのですね。
編集後記によると「スターたちが”先生”となり男役の極意や趣味・特技を教えてくれる新企画」とのことで、
のぞ様が男役としての小道具の解説からスーツや黒燕尾、なおかつラテン系の衣装の着こなしと気をつけていることをディープにお話されているのです。
(ショーでの黒燕尾について)重心が上下に動きすぎるとテールが綺麗になびかないので、上半身は力を抜いて動かさず、足さばきを意識しながらテールだけを動かすのがポイント。
たとえばターンをするときも同じスピードでガーッと一気に回るのではなく、回り出しから終わりまでづスピードを調整したらテールが綺麗に見えるかを考えていて。
(目線について)お稽古場では感情の動きを重視しながら創っていき、舞台稽古の段階で「銀橋のこのあたりでこの感情になるから、あそこを見よう」と調整。
(中略)先生方やスタッフの方々もすべてが効果的に見えるよう考えてくださっているので、そこにうまく乗っていけるように考えるのがすごく楽しいんです!
こういう客席から見ている「ああ、なんて素敵なんだろう」と感じていることの秘密のようなものをがご本人から語られるなんてなんと貴重なことか。
さらにオフステージについても「今ハマっていることをひとつピックアップし深堀り」とかなりの文字数が割かれているのですが、
のぞ様がピックアップされたのが仏像という深淵なもので
こちらも初めて知ることばかりでした。
このページで手を合わせてやや視線を落としたのぞ様が拝みたいくらい美しくて
それこそ仏像のようです。
Decor 舞空瞳
こちらも2021年の新コーナーで、舞台のことがたくさん語られていて読み応えがあります。
・好きだった衣装
・思い入れのある髪型
・好きだった台詞
・手作りアイテム紹介
・心震えた瞬間
なこちゃんが舞台写真込みで答えていて、初めて知ることが多く興味深いです。
好きな衣装のひとつには「ロックオペラモーツァルト」のコンスタンツェの薄ピンクのドレスが紹介されており、
着こなしや歩き方などの工夫が凝らされていたそうです。
また手作りのアイテムでは梅芸「Ray」の中詰のカツラ、ヘアアクセサリーが紹介されています。
なこちゃんは本公演から出番が増えて一瞬でガラっとと髪型・ヘアアクセサリーを変えていたので強く印象に残っていたのです。
袖にハケた30秒ほどの間に、一瞬で大胆に印象を変える方法を模索した結果、2つの鬘を磁石でくっつけることに。
(中略)私が鬘やヘアアクセサリーを作るときのこだわりは、お客様から後ろからご覧になって綺麗に見えるのはもちろん、前から見たときにも飾りが見え、縦長の印象にすること。
丸顔を少しでも面影に見せたくて,頭の上からも飾りが見えるように気をつけています。
なこちゃんの場合は丸顔よりもお顔の小ささに目がいきますし、驚異的な等身もあってそのお顔のフォルムは魅力だと思っていたのですが
ご本人からするとコンプレックス(本文より)なんですね。
彩凪翔のQ&Aと鳳月杏のインタビュー
92期のお2人がそれぞれ登場しています。
◆ZUKA LIVE/彩凪翔
凪様が表情豊かかついずれも美しいのとお召し物がどこかかわいらしくて直視でしません。
左右どちらでもここぞという場所でウィンクを飛ばしてくれる凪様ですが、
誌面でも綺麗なウィンクを披露されています。
もう拝んじゃいますよ。ありがとうございます。
また「彩凪翔さんを見てドキドキが止まらなくて困っている」という読者さんのお便りに
ありがたいですね。そう思っていただくために男役をやっているので、これからもどんどん困っていただければと!(笑)
これ以上困らなせないでください、という思いと残された時間の中で究極まで困りたい気持ちがあります。
◆As Is/To Be/鳳月杏
オールブラックのスーツのちなつさんのクールかつ大人っぽい美しさにうっとりです。
はみだしSHOTの引きのショットも編集さんが「残念ながら掲載できなかった」とキャプションをつけるのも納得です。
ちなつさんは下級生時代のことを振り返ってかなりざっくばらんに語っておいでです。
当時、月組にはたくさんのスターさんがいましたし、新人公演で毎回必ず大きな役をいただけるほどではなかったので、どの程度欲を持つべきかと悩んだ時期もありました。
(意識が変わったのはいつ頃か?という問いに)正直、新人公演時代にはなかったですね(笑)。
「ベルサイユのばら」でアンドレを演じたときも、芝居で殻を破れたという手応えは大きかったのですが、それはあくまでも舞台人として一つ突破したものがあるという感覚に過ぎませんでした。
月組、そして花組でともに過ごされたみりおちゃん(明日海りお)が退団時に
ちなつさんのことを「ふてぶてしい」と評していたことを思いだしました。
2回の組替えを経験したこと、月組生やたま様(珠城りょう)へのあたたかい言葉には
ご自身にしかできないことを冷静に見つめているように感じました。
宙組「アナスタシア」 The CostumeとTalk Dx
待ってました!毎公演楽しみにしている企画で、東京宝塚劇場で観ることが多い自分は予習になるのですが
新年号を挟んだ関係で今回は復習になりました。
The Costumeはデュエットダンスのゴージャスなお衣装が紹介されています。
星風まどかちゃんの凝りに凝ったお団子キャップがすごい!
そしてネックレスとイヤリングが洗練されていてセンスがいいなあと思いました。
ゆりかちゃん(真風涼帆)はヘアバンド、ネックレスは用意されていたとのことですが
このネックレスのアラベスクな感じの形がとても素敵です。
びっしりとスパンコールとビジューの輝くパンツはここまで装飾的なのは珍しい気がしますが
「今まで経験したことがないくらいの重量」とのことです。
そしてまかキキ(真風涼帆・芹香斗亜)のTalk DXは
仲の良さがあちこちから伝わってきて和みました。
ディミトリとグレブは互いに認識していないという設定やそれぞれがアーニャを好きになった瞬間を解説しつつ、
サイドストーリーや終幕後のその後のことがあれやこれやと膨らんでいるのがとても楽しいです。
ゴリンスキー/美月悠がグレブを「(芹香)多分、ちょっと好きなんじゃない?」説には納得です。
そうでなればグレブの報告が許されたかどうか…。
はみだしSHOTのグレブを見つめるゴリンスキー、完全に警戒しているアーニャの迫真に迫ったショットも必見です。
ディミトリとグレブは絡まないのでまかキキが絡むのはフィナーレの4小節が唯一だそうです。
(真風)でも楽屋では背中合わせだから別に3時間ぶりの再会とかでないんだよね。
案外大丈夫。「あ~!せりかちんと会えてない!どうしよう!」みたいにはならない(笑)。
大丈夫、今のところ禁断症状は出ていない(笑)。
梅芸「FLYING SAPA」初日の舞台挨拶でも顔を見合わせるだけで通じ合う阿吽の呼吸のお2人でしたが
本当に仲がいいのが伝わってきます。
その他のページ
一言ずつですが触れさえてください。
◆松本悠里 卒業特集
千秋楽のご挨拶も会見もなく退団されたミエコ先生のコメントがあり貴重だなと噛みしめています。
数々の舞台写真は白黒のものもありますが、第3回ヨーロッパ・パリ公演(1975年)プログラムの表紙など
なんと華麗で美しいことか。
重ねた年数のなかで変化するものはあれど、ミエコ先生のお人形さんのような可憐さと美しさとすばらしい舞は不変だとあらためて思いました。
◆RANDOM/聖乃あすか
見る度にほのかちゃんの美貌が輝きを増しているように思います。
チャームポイントに「垂れた眉と垂れた目でしょうか(笑)」とのことですが
その目元が本当に美しいなあと見惚れてしまいます。
かと思えば握力系を握るお顔はとってもチャーミングです。
◆同期紹介89期 七つの海の大航海89(ハク)書
今年は100期生が担当している同期紹介のコーナーは2010年の89期からカラー掲載となってそうで、
その11号分が見開き2ページで振り返えられています。
ライターはお兄様(七海ひろき)ですがこのときはまだきっとお兄様とは呼ばれていなかったころですね。
89期のスター揃いぶりがよくわかりますし、特に大好きな美弥るりかちゃんのかわいいお姿見られてうれしかったです。
音楽学校のお掃除場所の略し方(4階トイレ→4ト)がなかなか衝撃的です。
そして自分はこの2010年のタイトルを初めて知ったのですが
ご卒業後のお兄様のラジオ番組の番組名が「七つの海への大航海」で
そのブレなさといい思い入れといい、当時をご存知だった方はうれしかっただろうな…と思いました。
次月号も楽しみです。
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