おはようございます。ヴィスタリアです。
これからの演劇を語ろう 麻実れい様と安寿ミラ様
雑誌STAGE navi vol.45のこれからの演劇(こと)を語ろうというインタビューにターコさん(麻実れい)とヴィスタリアの永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)が登場しています。
撮影はおなじみ吉原朱美さん。
お二人から、計り知れない大きなチカラと前向きな気持ち、宝塚への心底の愛情を感じました。こんな素敵なお二人を、今日という日に撮影させて頂いた事への感謝を忘れず、お二人の最高の笑顔も絶対忘れちゃいけない!と、素直に思いました。
— 吉原朱美 (@yoshihara27) June 6, 2020
いつも素敵な撮影風景を紹介してくださって、これを読んだときから楽しみにしていました。
ターコさんもヤンさんも麗しい上にツーショットまであって必見です。
ところでターコさん、先日スカイステージで視聴した「ベルサイユのばら45」の千秋楽ではないバージョンのトークがぶっちゃけ気味でとってもおもしろかったです。
お酒や年齢絡みのエピソードでまさにいまだから言えるエピソードばかりでした。
安寿ミラの”男役道” 開塾 再び”魔法”がかかる
自分はヤンさんのファンでありヅカファンなので、読み応えのあるインタビューの中で特に現役生のファンの方にも読んでほしいと思ったことの一部を抜粋して紹介いたします。
この期間に、私に何ができるかなと考えたんです。(中略) 男役をここまで探究し吸収してきたことを自分の中だけで止めてはいけないなと。
振付のときは振りや振りの見せ方は教えられるけれど、それだけではないんじゃないかと思ったんです。
ヤンさんは下級生向けの男役講座を開くことを考えてるそうで、
これってつまりヤンさんの男役道実践編ということですよね。
「男役道」はスカイステージのタカラヅカニュース内で上級生の男役が下級生からの質問に答えながら男役芸、舞台への取り組み方などを実演しつつ解説するコーナーです。
この講座についてインタビューでは上級生への細やかな気遣いも窺えました。
ある上級生に(中略)ぜひ劇団レッスンでやってくへれと言われ。
「私たちは受けられないんですか」と言うから、
上級生は周りの視線もあるしマンツーマンできるよと言っておきました。
以前ネスレのスタートークで語っていたまゆさん(蘭寿とむ)やみりおちゃん(明日海りお)に振付をされた際のエピソードを思い出しました。
スタートークは終了してしまって動画はもう視聴できなくなってしまったのですが、
ヤンさんは振付の際にみりおちゃんにちょっとした見せ方のコツを伝えることを「魔法をかける」と言っていたんです。
帽子の被り方や決める角度などのちょっとしたことをそっと伝えると、勘がいいからすぐに吸収して見違えるーーといったようなことをお話したと記憶しています。
スタートークのときは素通りしてしまったのですが、この魔法のかけるというのはヤンさんの気遣いと細やかさであったことを今回のインタビューで知った気がします。
魔法をかけるところを多くの視線がある稽古場で詳らかにはしなかったということでしょう。
ここで思い出したのが宝塚GRAPH2019年9月号のみりおちゃんがちなつさん(鳳月杏)の対談で語ったことです。
ちなつは高い評価と期待を受けて新たに月組でスタートするんだからね。
上級生だからきっと下の子たちが「素敵〜」とか言ってくれると思うし、たしかに素敵なんだけど!周りも先生も、もうあまりダメ出しをしてくれなくなるだろうから、頼りは自分だけだよ。
(中略)これは自分にも言えることなんだけど、自分にだけは厳しくね。
勘違い野郎には絶対なっちゃダメ。
上級生になってくると稽古場での先生方との関係性も変わってくる部分があり、
芸事を追求しつつも自分で自分を律し自己プロデュースもしてイメージを保ち続けなければならないーー厳しい世界です。
「STAGE navi」では他にもいまの宝塚歌劇、生徒さんを取り巻く状況ついて、退団公演中に阪神淡路大震災があったヤンさんだからこそ話せること、
振付家として長く宝塚歌劇に関わっているヤンさんならではの深いお話もあるのでぜひ本誌をご覧になってください。
ヤンさんご自身の舞台も振付家ANJUも大好きで尊敬する女性であり人生の先輩でありプロフェッショナルだと、ヤンさんの言葉に触れるといつも思います。
今年はヤンさんの舞台生活40周年、退団25周年の節目の年です。
できれば今年中にヤンさんにお会いできる機会がありますようにと祈っていますし、宝塚歌劇で振付家ANJUの新しい場面が見られる日も心待ちにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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