こんにちは、ヴィスタリアです。
公演再開後の花組「元禄バロックロック/The Fascination!」観劇
公演再開後の花組「元禄バロックロック/The Fascination!」を観劇してきました。
初日翌日に観劇してから約1ヶ月ぶりの観劇です。
愛する東京宝塚劇場に愛するに愛する宝塚歌劇が、花組が戻ってきて、そしてありがたいことに観劇できて本当にうれしかったです。
れいちゃん(柚香光)の開演アナウンスは今回の公演中止と再開を踏まえた新しいものになっていて、元気があって、
「皆様にお会いできるのを心待ちにしていました」という一言にうるうるしながら拍手をしました。
終演後には緞帳がおりた後の「ご観劇ありがとうございました」にも拍手が起こっていました。
舞台の上も客席も、公演ができることがいまは奇跡のように貴重なことで、無事に幕が上がりそして下りることを喜んでいるんだなあというあたたかい気持ちになりました。
今回は公演中止もあった中で2回観劇できたのですが、いつもの観劇回数よりは少なめです。
「同じ公演なのに観劇回数多すぎだよね…少しは自制しないと」と常々思っていたのですが、2回の観劇ではまっっったく見足りませんでした。
舞台の真ん中のトップコンビや2番手さんも見たい、好きな生徒さんも見たい、各場面で活躍しているスターさんも見たい、キラリと光る下級生も探したい――ある程度の回数を見たいという欲求が自分のなかにはっきりとあるのを感じた花組公演期間となりました。
舞台の真ん中はおおむね円盤に収録されますが、あの場面のこの生徒さんのかっこよさや美しさ、客席の自分がついオペラで追いかけてしまうツボみたいなものが収録されるとは限りません。
そうしたものはできる限り劇場で目と心に焼き付けたいんです。
映像に残る舞台の真ん中だって自分の見方とはポイントが完全一致するとは限りませんし、舞台は生物ですからまったくすべてが一緒ということはありません。
「元禄バロックロック」でもクロノスケ/柚香光とキラ/星風まどかのやりとりはアドリブ含めてその日、その公演ごとに違いそうです。
自分が観劇したときはれいちゃん(柚香光)が銀橋に寝転んだり、
まどかちゃんの頬を両手で包むようにしたり、前髪を直してあげたりしていました。
客席で笑いが漏れている様子からもきっとアドリブなのだろうと思いますが、基本(脚本)がどうだったのか、どの程度のアドリブなのかまでは把握しきれず、
大劇場公演を経ての変化もあるでしょうからそうしたものを楽しむなら宝塚大劇場と東京宝塚劇場両方観た方が楽しめそうです。
他にもコウズケノスケ/水美舞斗がツバキ/星空美咲の膝枕でセリ上がってくるシーンも初日翌日に観たときよりも濃厚なものになっていたり、
ツナヨシ様/音くり寿の犬のぬいぐるみが盛大に投げられたり…。
幕切れの大勢の組子たちがワチャワチャとにぎやかに楽しそうにしているところではほのかちゃん(聖乃あすか)に鳩の飴細工(だと思います)をもらったゲンゴエモン/帆純まひろがうれしそうにはしゃいでいました。
またトップスターであっても絶対に映像に映らない好きなところがあって、
デュエットダンスが終わって下手の袖に入る直前、れいちゃんが必ず大階段の方を見上げて視線を送ったり手で示したり、「後はよろしく」とでも言うかのように合図するシルエットが照明が落ちている中でもわかるんです。
「Cool Beast!!」もそうでしたしこの「The Fascination!」もそうです。
これはパレードのスタンバイをしている生徒さんもうれしいだろうなあと毎回思いながら暗がりのなかのれいちゃんに注目しています。
明後日の大千秋楽のライブ配信は別の予定があって見られないので見納めとなりました。
大千秋楽まで無事に幕が上がることを、ご卒業される生徒さんが大階段をおりてご挨拶ができることを祈っています。
そしてこの記事を書いている途中に星組「ザ・ジェントル・ライアー」のバウホール公演の全日程中止のお知らせがありました(涙)
星組 宝塚バウホール公演『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』は、公演関係者から新型コロナウイルス陽性が確認されたことを受け、2月1日(火)の初日から2月6日(日)の公演を中止しております。
今後の公演を安全に実施するにあたり必要な準備期間を確保するため、大変申し訳ございませんが、2月13日(日)までの宝塚バウホール公演は、全公演中止させていただきます。
2月19日(土)から2月25日(金)までのKAAT神奈川芸術劇場公演は、当初の日程で実施させていただく予定です。
(KAAT神奈川芸術劇場公演について変更がある場合は、改めて当ホームページにてご案内いたします。)
ご観劇を心待ちにしておられたお客様には、ご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、改めてお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
このお知らせのKAATについての言及にKAATだけでもせめて公演する、したいという劇団の強い意志を感じます。
どうかKAATは公演ができて、ライブ配信をして、映像に残せることを祈っています。
公演中止が相次ぐなかで全体のスケジュール見直しがあってもいいのでは、劇団は考えてくれるのではという気持ちがある一方で
緊急事態宣言のように全公演が中止になり舞台が完全にストップしているわけではないので難しい面もありそうな気もしています。
クロノスケが発明した時を戻せる時計があって新型コロナウィルスのない世界でもう一度公演スケジュールをやり直せたらいいのに…。
劇団からの明るいニュースを聞きたいです。
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